2017年4月10日月曜日

絵が上達する方法に簡単な道は存在しない理由

 絵が簡単に上達する方法を知りたい人は多い。
 簡単に上達できれば苦労はしないわけで、今すぐ上手に描けるようになればいいなと夢想するが、その結論は「無理ですよ」の一言で完結する。

 上手に描けるようになるには、描く練習を続けることしかない。描く技を得るには描くための術が必要になる。もうわかったと思うが、その2つを合わせて「技術」と呼ぶ。

【描くための術とは何か】
 腕全体や手首や指全体や指先が自分の意思で自由自在に、そしてしれらが滑らかに精密に、さらに連携して動かせるかどうかがキモである。

 だから「上手になりたければ粘土遊びをやりなさい」と言うことにしている。指がしっかり動かせることが基本だからである。解説書とか技法が説明してある資料などを眺めたりするだけでは上手に描けるようにはならない。自分で動かないと上達はしない。そして上手になるには腕や指やそのあたりがうまく動かせないとダメだ。
 粘土で指先を使って器用にいろいろなものを作れるようにしたりする練習(遊び)は、指先への微妙な力加減を体得するために大切なことなのだ。そして、普段意識して使うことの少ない薬指や小指を使うよう、粘土をギュウっと握りしめたり潰したり、それをすることで指の動かし方を体得できる。 動かすことが必要ってことだ。

 補助輪をつけた自転車から補助輪を外して乗れるようになるには、乗って練習する以外に道はないわけで、参考書や解説本を読むだけで補助輪なしの自転車に乗れるようにはならない。
 もっと簡単に説明すると、
 野球もしたことないスポーツもしていない人が、ホームランの打ち方を本で読んで理解しても、実際にホームランを打つことはできない
 ということ。

 さあ、わかったのならば毎日描き続けろ。描いた分だけ、動いた分だけ、少しづつだが確実に上達できる。

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