2015年4月27日月曜日

暗いところで時計の文字盤上で光っているのは放射性物質ではないものがほとんどすべて(タイトル長い)

「時計の文字盤のところの暗くなると光っている塗料は放射性物質」という話をたまに耳にする。
半分は本当で半分は嘘だと書いてしまいがちだが、1割はウソで9割が無知である。

放射性物質を夜光塗料として使っているものを新たに購入する(日本国内で購入する)のは難しく、サープラス品に混ざってトリチウム発光を使った腕時計がたまにあるくらいだ。トリチウムも放射性物質だが、飲んだり食べたり点眼したり特殊なプレイに使用したりしない限りはこれといった問題は見つからない。ロシア(旧ソ連)製のサープラス品の腕時計でラジウム発光のものがあるらしいが、現物は見たことがない。たぶんもう入手するのは不可能ではないかと。

では、普通の(軍用ではない)時計の文字盤に使用されている夜光塗料はなんなのかということだが、あれは「蓄光材」といわれるもので、光を蓄えて発光するものである。夜光塗料として画材屋で売っていることもある。
放射性物質を用いたものとの違いは、長時間発光することができず、時間経過とともに徐々に暗くなってくることだ。光を当ててやれば蓄光し、再び明るく光るようになる。
放射性物質による発光の方は、ずっと同じ明るさで光り続けるという特徴がある(蓄光不要)。

蓄光塗料は御茶ノ水にある建築模型材料を扱う「レモン画翠」で購入したことがある。蓄光塗料が剥がれてしまった古い置時計の補修のために使った。
暗くなると光る壁紙とか緑色でボヤッと光るシールは蓄光材を使ったもので、放射性物質などではない。

ちなみに、
発光マーカーとして使うキーホルダー状のものはトリチウムだ。
Amazonにある「ナイトスティック」は蓄光材であり、トリチウムではない。

Smith & Wesson (アメリカ)の SWW-900 という腕時計はトリチウム発光だ。
traser (スイス)のミリタリーウォッチも トリチウムで文字盤の一部が光る。

海外だと、スポーツシューティングで使うような銃器のフロントサイトにトリチウムが使われることもある。


(蓄光材に素早く蓄光させる技として、カメラのフラッシュを使う方法もある。)


0 件のコメント:

コメントを投稿